人生の曲がり角

【なぜ】キャバクラで働いた理由と、経緯

こんにちは。

 

やって参りました、第4弾の「キャバクラ編」スタートです。

 

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してもらうことより、してあげることに目を向けて

  

キャバクラには「色恋」という恋人同士のように振る舞う営業法や、「枕営業」という売り上げのためにお客様と寝る営業法があります。これはキャバクラで働いたことのない人も、行ったことのない人も知っている方は多いのではないでしょうか。

 

私もその営業方法で働いていたのか?というと、全く違います。

 

なので、私の営業方法を理解し受け入れてくれるお店に出会うまで、20軒以上のお店を転々としました。

 

キャバクラで収益を上げるのは、キャスト(キャバ嬢)です。そのためほとんどのキャバクラには、会社の営業同様にノルマが設けられています。ノルマを達成できなければ罰金があったり時給が下がったりと、キャストは様々な方法でノルマをクリアしていきます。

 

その中の営業方法のひとつが、色恋や枕営業です。

 

こんな私ですから、夢を見させるお仕事で現実を突きつけます。

 

夢?そんなの寝て見なよ(笑)と、まあそんな感じでした。

 

私の信念は「嘘はつかない」です。

 

聞いてる限り、そんなんじゃ儲からなかったでしょ?と思うかもしれませんが、ごめんなさい。私、ナンバーワンでした。

 

キャバクラといっても接客業なので、必ず相性があります。

 

ナンバーワンはみんなから大人気なのかと言われれば、そうではありません。ナンバーワンかどうかは関係なく、私と相性の合わないお客様もたくさんいらっしゃいました。

 

嘘はつかないし、思ったこと・感じたことはストレートにぶつける。

 

でも必ず愛を持って接するのが、私のやり方でした。いくらお金を使ったか、シャンパンを何本おろしたか、月に何回来て、連絡の頻度はどの程度か、そんなことに興味はありません。

 

お金を支払うのはお客様です。楽しいと思ったら延長してくださればいいし、飲んでほしいと思ったらシャンパンをおろしてくれたらいい。それはキャスト側から要求するものではなく、お金という対価を支払うお客様が、私との時間に価値を決めるのです。

 

だから延長交渉もしなければ、ドリンクもねだらない。来てほしいと営業もしなければ、頻繁に連絡も取り合わない。

 

お金をたくさん使う人も、全然使わない人も、みんな同じように接客して、みんな同じように気持ちよく帰ってもらう。

 

嫌なことがあった 、仕事で疲れた、話を聞いてほしい、一緒に飲みたい…理由は十人十色ですが、唯一心掛けていたのは「お客様が行きたいと思ったときに、必ずお店にいること」でした。

 

私と話すことで気持ちが明るくなってまた頑張ろうと思える、あそこに行けば元気を貰える、そんな場所であることが、私にとってのキャバクラの意味でした。

 

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自分を持つことと、人を見下すことは全く違う。

 

でもこんな風に考えて仕事をしている私は、キャバクラの中では異端だったんですよね。

 

そりゃそうです。水商売だから一生そこにいるわけではないし、お客様も薄々でもそんなことは分かっています。だからこそ大金をつかみ取ろうと、いつになっても働く女の子がいるわけです。

 

そうして出会えた、私の接客方法や信念を理解してくれるお店。水商売を上がるたった1年半前のことでした。

 

出会えたお店は老舗で、お店自体が多くのお客様を持っていました。従業員はキャストとお客様に第一に気を配り、社長は徹底して従業員を教育していました。

 

お客様の誕生日には従業員が自腹でお寿司を驕り、そのお返しにお客様は従業員にアダルトグッズをプレゼントする。

 

「あの人がいるからここに来る」をキャストではなく、従業員で行っていました。

 

そんなお店なので、ノルマはありません。店長は「売り上げが伸びないからやり方を変えるなら今すぐ辞めろ。それが良いって信じてるなら、いつでも変わらないお前で居ろ。」と言いました。

 

そうなるともう、大フィーバーです。

 

解放されたかのように仕事が楽しくて、ほぼ毎日フルタイムで出勤していました。

 

そんな変わり者のキャバ嬢にお金を使うのは、やはり変わり者のお客様です。そしてなぜか皆さん、立派な肩書きを持っている方でした。

 

医者・弁護士・官僚…ここでは名前も出せないような、立派なお仕事をされている方ばかり集まってきました。

 

私は高卒です。でも私のお客様は国を問わずに、有名な大学を出ている方ばかりでした。店長も従業員も不思議に思うくらい、そういった方からご指名を頂くことが多かったのです。

 

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有り得ないことは絶対にない、と知ることが大切

  

最初はなんでだか分かりませんでした。でもお客様と話をしている中で、時々お客様の中に自分を見ることがありました。

 

「似た者同士」「類は友を呼ぶ」なんて言いますが、それに近いものを感じたのです

 

とは言っても、相手は私とは比べ物にならないほど勉強をして、社会的地位を手に入れた誰の目から見ても尊敬に値する人物です。好きなことだけして生きてきた私が、そんなお客様の中に自分を見るなんて烏滸がましい限りですが、でもハッキリと分かりました。

 

「社会的地位があり立派な肩書きを持っている人ほど、その無意味さを知っている。無意味さを理解している人は、相手の社会的地位や肩書きに関わらず、対等に関わりいつも謙虚でいられる。上から下まで対等に関わった結果「バカが1番」と気付く。そしてみんな、バカを通り越してクズになる。」

 

ちょっと意味が分からない…という人もいるかもしれませんが、答えに至る式は違っても、私とお客様は同じ答えを見出していたことに気付きました。

 

 「ただのバカ」と「バカを装っている天才」には、天と地ほどの差があります。

 

でも「バカを装っている天才」が「ただのバカ」になる可能性は無限大ですし、「ただのバカ」が「バカを装っている天才」になる可能性も、また無限大です。

 

なので、私にとっては、医者もキャバクラ嬢も同じです。

 

どちらも偉くないし、どちらも凄くない。キャバクラ嬢が医者になる可能性はゼロではないし、医者がキャバクラ嬢になる可能性もゼロじゃない。

 

だったらどっちがなんだとか、そんなつまらないこと言ってないで、まずは腹割って話そうよ!と、そんな人たちがたくさん集まってきたのです。

 

仕事を辞めても尚、お客様のほとんどと交流があります。

 

学会に行ってきた、取材を受けてライターさんとお仕事した、今日もお店に行ってきた…なんてことない会話の中に、1人の親友として愛を感じられる言葉があり、私にとってそれは生きる糧になります。

 

終わりがあるから走り抜ける、死なない人生は惰性になる

 

またキャバクラをやりたいかと言われたら、NOです。今死んでも後悔しないと思うほどの情熱を注いで、最後の1年半は走り続けました。

 

なので、何一つためらうことなく辞められました。店長にも従業員にもキャストにもお客様にも、みんなに引き止められたけど、何も響かないくらい走り切ったと言えるのです。

 

そして今はフリーライターとして新しい1歩を踏み出し、新天地である沖縄で私らしく闘っている。

 

だから未練もないし、戻ることも2度とない。

 

私はキャバクラでお客様たちに出会えなかったら、今の人生を見つけられなかったと断言できます。お客様の中には私に救われたという人もいますが、お客様みんなが言葉や行動にせずとも、私の人生にレールを敷いてくれました。

 

感謝してもしきれないほど、あの1年半でたくさんのことを教えて頂きました。

 

だから男性の皆さん!キャバクラに行って!笑

 

「運命を変えるような出会い」は何も恋愛だけではなく、友情や人生もあるんです。