人生の曲がり角

元キャバクラ嬢が思う、お客さんに対する本音

こんにちは。

 

ついにGoogleからの検索流入が半数を超えたこのブログですが、なぜかトップアクセスを誇る記事が変わらず「【なぜ】キャバクラで働いた理由と、経緯」なんですよ。

 

 

stella-lee.hatenablog.com

 

 

思うんですけど、自分が「これかな?」とヒットを期待して書いた記事は全然大したことないのに、力抜いてタラタラ書いた記事がバズったりするじゃないですか。あれってなんなんでしょうね。

 

さて、世間の皆さんが意外とキャバクラについて興味をお持ちのようなので、お客さんに対してどう思ってたかをぶちまけたいと思います。

 

現在指名の女の子がいてキャバクラに通っている方は、この辺で読み進めるのをやめることを推奨しておきます。

 

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キャバクラに来るお客さんは、5つのグループに区分できる

 

私が最初に入店したお店は、キャバクラではなくスナックでした。なにが違うのかもよく分かっていませんでしたが、トークスキルを磨きたいなら確実にスナックの方がお喋りは上手になれます。

 

余談になってしまいましたが、キャバクラに来店されるお客さんは5つのグループに区分することができます。お客さん全員が必ずそれに当てはまり、各グループによってお金の使い方や稼いでいる金額もなんとなく決まっています。

 

以下が、キャバクラに来店されるお客さんの、5つのグループです。

 

  1. 会社の付き合いや先輩に連れてこられるだけの、興味なし男くん
  2. 独身orバツイチで飲み友達のいない、飲み相手を求めに来てるサバサバおじさん
  3. ひとりでは絶対に来ないけど、友達や先輩後輩とワイワイ楽しむために来る若者
  4. 女を口説いてセックスするまでの過程を楽しんでる、すけべおじさん
  5. 純粋に彼女が欲しくてキャバクラに来てる、ひねくれた面倒なバカ

 

それでは解説していきますので、覚悟を決めてください。

 

会社の付き合いや先輩に連れてこられるだけの、興味なし男くんは「休憩に最高」

 

世の女性の多くがキャバクラに行くことも浮気だと考えているようですが、安心してください。キャバクラに来る人全員が、女の子に興味があるわけではありません。

 

おたくの旦那はゲイだから大丈夫

 

なんて言ってるのではなく、「連れてこられた感丸出し」のお客さんが来店されることもあります。ほとんどの場合は会社の上司や先輩、友達に連れてこられたパターンです。

 

そして「彼氏いるの?」なんて質問も他の方と同じようにしてきますが、彼らにとって彼氏がいるかいないかなどどうでもいいのです。付き合いで来ただけのキャバクラで、隣にはブスでも美人でもとりあえず女の子が座っていて、自分にニコニコ話しかけてくる。それに対して男の優しさ(時に女をイライラさせるやつ)で、どうでもいいことで時間を繋いでくれているだけなのです。

 

それをキャバクラ嬢が理解していないかというと、理解しています。

 

座る位置、話し方、見ている方向や目を配っている場所、それらを「初めまして」の一瞬で感じ取り、彼らや彼がどのグルーブに属しているかを見分けるのです。

 

そして相手が「興味なし男くん」だと分かった途端、私は完全休憩モードに入ります。ドリンクも指名もいらないし、名刺も渡さない。この30分だけは気を抜いて世間話で盛り上げて、次のお客さんまでのエネルギーを補充するのです。

 

めちゃめちゃ忙しいときに興味なし男くんのテーブルに座れると、ほんとに嬉しいです。助かったー!休憩だぜ!!!ってなります。

 

独身orバツイチで飲み友達のいない、飲み相手を求めに来てるサバサバおじさんは「キャバクラ嬢が奪い合うほど良客率高め」

 

平日の夜は、ほとんどこのグループに属しているお客さんが来店されます。基本的にはひとりで来店されて、団体でお店に来ることはほとんどありません。

 

いい意味で割り切ってるお客さんが多く、飲み方・遊び方を知っている良質なグループです。このグループに属しているおじさんたちには、ある共通点があります。

 

  • 40代以降で、独身orバツイチであること
  • いい意味で結婚や恋愛をする気がなく、ひとりで自由に生きていくと決めてる
  • 自分に時間とお金をかける余裕があるので、おじさんでも清潔感がある
  • キャバクラ嬢に愛を求めず、面白さと癒しを求めてるだけ
  • 割り切って遊んでいるのでお客さん側が「面倒なことも女も拒否」してくれる

 

ある程度の年齢を超えて独身の男性は、お金に余裕があります。そのお金を使う場所を持て余した結果キャバクラに飲みに来るわけですが、自分の生活を変えてまで女性と付き合う気はありません。なので、お客さん側が恋愛だの好きだの嫌いだのという感情を、シャットアウトしてくれているんですよね。

 

お金があって、話が分かって、面倒臭くない。何より、楽しく飲める。

 

こんなお客さん逃すわけないですよね。このグループに属しているおじさんたちは、キャバクラ嬢が奪い合うこと必須です。そしてたまにキャバクラ嬢がお客さんに恋してしまう相手も、ほとんどこのグループに属しています。

 

ひとりでは絶対に来ないけど、友達や先輩後輩とワイワイ飲むために来る若者は「案外バカにできない金持ちに化ける」

 

キャバクラに来店されるお客さんの年齢層は、実に様々です。立地やお店の雰囲気、女の子の年齢層や料金設定によっても変わってきますが、下は18歳から上は80歳過ぎまで様々なお客さんとお話しさせて頂きました。

 

その中でも20代〜30代前半の若いお客さんは、ほとんどの方が団体で来店されます。パーティーピーポー系から明らかに女の子に免疫がない方まで、若いといってもかなり差があります。

 

そしてバカにできないのが、「パーティーピーポー系の若い子たち」です。

 

特に「よく分からない仕事をしている若い子」は、お金の使い方が派手です。今の若者は…とよく聞きますが、今の20代〜30代はインターネットの普及によって収入に大きな差を感じます。そして収入が多い若い子たちは、お金を使うことを惜しみません。若いですからね、車も時計も靴も良いものを買って豪快に飲んでくれるのです。

 

彼らとの時間はキャバクラ嬢にとってメリットであることが多いですが、若いということは元気ということでもあり…このグループのテーブルに座ると基本的にものすごく疲れてしまいます。

 

毎日来店されるとげっそりしてしまいますが、週末に来てもらえるとテンションぶち上がります。

 

パーティーピーポー系の若い子たちが、車も時計も靴も良いものを買って、キャバクラで可愛い子と一緒に飲むのは「モテたいから」しかありません。動機は不純かもしれませんが、結果、彼らのやることは女の子を喜ばせたい一心なのです。その裏に性欲が見え隠れしていたとしても、若くて元気でお金があれば、キャバクラ嬢の中には普通にセックスを楽しみたいと思ってしまう子もいるでしょう。

 

ですが、若くて元気でお金があっても童貞勘違いひねくれ坊やの場合は、裏で「あいつまじキモいくだばれ」って言われてますので…。ゴクリ

 

一応言っておきますが、イケメンかどうかはキャバクラ嬢にとって大した問題ではありません。生理的清潔感と収入、金払いの良さと思いやりに溢れている若い子は好まれます。

 

女を口説いてセックスするまでの過程を楽しんでるすけべおじさんは、「おじさんキラーキャバ嬢にとって神客」

 

キャバクラ嬢の抱えている指名客は、「あの女の子にはこのタイプのお客さん」という風にある程度決まっています。女の子の性格や飲み方、飲ませ方、付き合い方によって付け回しの従業員はテーブルに座らせる女の子を選んでいるのです。

 

キャバクラに来店されるお客さんの中には、女の子を口説いて落とし、店外で普通にセックスするまでの過程を楽しんでいるすけべなおじさんがいます。ほとんどの場合はひとりで来店され、他にも通いのお店が数件ある場合が多いです。

 

既婚者も多く、多くの場合が、奥さんと不仲かセックスレスです。

 

一見「やりたいだけの面倒なおじさん」に見えますが、おじさんの良いところは若い子のように「ノリと勢いだけで相手の気持ちを無視することは絶対にしない」ことです。

 

若いお客さんは相手の気持ちよりも自分の性欲が上回ってしまい、上手く口説けず抱けないことの方が多いのではないでしょうか。ですが、すけべおじさんたちは真摯に振る舞うことを知っていて、且つ自分の性欲を上手に隠すことができます。

 

それを分かった上で、キャバクラ嬢は手のひらでお客さんを転がしコントロールします。要は、セックスするまでの期間を延ばすのです。延びれば延びるだけ、売り上げが増える。でも延ばしすぎると切れてしまうし、簡単に股を開いても次回がない。このコントロールが上手なキャバクラ嬢は、近い将来ナンバーワンになるでしょう。

 

売り上げに悩んでいるキャバクラ嬢は、セックスするまでの期間をいかにコントロールするかに重点を置くべきです。

 

純粋に彼女が欲しくてキャバクラに来てる、ひねくれた面倒なバカ

 

キャバクラ嬢は基本お客さんにはとても優しいです。なぜだか分かりますか?

 

お金がもらえるから、仕事だから、働かないと食べていけないから、そのために笑う必要があるから…。

 

以上!!!それ以外の理由なし!!!

 

当たり前じゃないですか。

 

好きとか嫌いとか個人的な理由で、取引先に「今後御社とは取引しません」なんて言います?言わないですよね。

 

売り上げが見込めて、収益が確実に上がって、それが自分の財布に直結するのであれば、たとえ嫌いでも、口が臭くても、キャバクラ嬢は親身になって話を聞きます。

 

もう一度言う。

 

そりゃ時給8000円もらってれば、誰だってニコニコ話しぐらい聞くよ!!!

 

キャバクラ嬢の中にはお客さんと本気で恋に落ちて、結婚して幸せに暮らしている子もたくさんいます。出会いの場所は少し変かもしれないけど、友達としても応援したくなるほどいい男を捕まえた元キャバ嬢もいました。

 

確かにキャバクラで恋愛が起こらないことはないですし、相性が合えば一瞬で恋に落ちることもあるかもしれません。でもひとつだけ真実を教えてあげます。

 

キャバクラ嬢が本気で恋する相手は、絶対にこのグループには属していない。

キャバクラ嬢が本気で恋する相手は、絶対にこのグループには属していない。

キャバクラ嬢が本気で恋する相手は、絶対にこのグループには属していない。

 

ストーカーになりやすいのもこのグループで、キャバクラ嬢が一番嫌って警戒しているグループでもあります。

 

私はお客さんと「親友」になるのが、いつも目的だった

 

愛だの恋だの、そんなものが欲しいならお金を使う必要はありません。好きな気持ちにお金は関係ないのだから、いくら使えば好きになってくれるの?なんてアホな質問は、鼻で笑われるだけなのでやめましょう。

 

色恋も面倒なだけで、マメじゃない私には不向きでした。

 

じゃあ、どんな営業スタイルで売るのか?

 

出した答えは、お客さんと親友になることでした。

 

どんな人でも絶対に、人生いろいろあるじゃないですか。医者でも官僚でも、フリーターにもサラーリーマンにも、悩みがあって苦労してることが必ずある。

 

そこに寄り添うことで私を必要とする人を増やし、且つ、男友達のように付き合える関係を目指しました。

 

なので、営業のメールも電話も一切せず、来店してもらえたときは全力で寄り添う。それを繰り返すことによって、女としての私ではなく人として好きになってもらう。そうなると不思議なもので、男の人は身体よりも話を求めてくるんですよね。

 

キャバクラ嬢になって分かったんですけど、男の人って女の人よりお喋りが好きです。女のお喋りって基本なんの意味もないんですけど、男の人はお喋りに意義を求めてくるんですよね。何のためにこの時間を過ごしてるのか、に重点を置いてるから、そこに意義を持たせてあげるだけでいいのです。

 

私がキャバクラ嬢になって一番嬉しかったのは、お給料袋が立ったことよりもお客さんに「お前のおかげで生きるのが少し楽になったわ」と言われたことでした。

 

あの頭のおかしい皮膚科医は未だに私を「命の恩人だ」と言いますが、そんな人たちで今も私の周りは溢れているのです。

 

ですが、助けられたのはお客さんだけではありません。

 

お客さんが親友になるということは、職場で大変なときも親友が励ましに来てくれるのです。それが面倒なひねくれ坊やではなく親友ばかりだったとしたら、出勤する私も仕事の時間が楽しくて癒しになります。

 

癒すつもりが癒されて、支えるつもりが支えられて、そうして長い時間を過ごしていくことで、気付けば奥さんの愚痴を聞いたり奥さんに代わってお説教をしたり、逆に私が彼氏の相談をしたり怒られることも多々ありました。

 

そういう時間が増えれば増えるほど、キャバクラという少し偏見のある仕事にも自信が持てたのです。

 

今じゃ元お客さんは、私にとって大切な人になった

 

キャバクラ嬢は、一生キャバクラ嬢であることの方が少ないものです。ほとんどの子は目標を達成したら新たな世界へ旅立っていきますし、なんだかんだ長く勤めている人も結婚や出産を経験している場合がほとんどです。

 

私は25歳で辞めると決めてきっぱり水商売を卒業したわけですが、お店を辞めた後もお客さんと連絡を取り続けるかはその子次第で変わります。

 

お店に水商売を辞めると伝えたとき、お客さんと連絡を取り続けるかどうかすごく迷いました。一期一会という言葉がある以上、どんなに親友になってもこの場で別れるのが正解なのではと考えました。

 

ですが、最終的には、連絡を取り続ける選択をしました。

 

 男女に友情は存在しないという価値観もあるでしょうし、私の気持ちやお客さんの気持ちがわからない人がいるのは当然です。でも、出会った場所が変だっただけで、会う会わないや男と女という垣根を超えて、親友や戦友に近い感覚で私やお客さんの中に存在しているわけです。

 

私も再婚してから元お客さんたちに会うことは一切なくなりましたが、再婚の報告をするととても喜んでくれました。極め付けに「お前と結婚したいって男がいてくれて、ほんとに安心したよ!」と喜んでるんだかバカにしてるんだか分からない、お祝いの言葉までいただきました。

 

今では時々お互いの近況をメールで話すだけですが、それでも「誰に相談しようかな…」と問題にぶち当たったとき、ふとお客さんが頭に思い浮かぶことがあります。そんなときにメールを送って、おじさんたちにアドバイスをもらうのです。

 

年齢が80歳を過ぎている元お客さんもいますし、私に子どもができたり生活が変われば連絡を取り合うこともなくなるかもしれません。

 

先のことは誰にも分かりませんが、少なくとも彼らが私の支えになっていることは確かです。

 

結局キャバクラも、人と人の付き合いでしかない

 

どんなに可愛くても、どんなにスタイルが良くても、男の人が最終的にお金を使いたくなるのは「付き合いたい」と思う相手だけです。その「付き合いたい」は、恋愛だけではなく、人として人と付き合いたい気持ちがお金を出させることもあるのです。

 

キャバクラ嬢は確かに嘘をつきますし、眠るように消えることもあります。夢だった?と思いたくなることもされるでしょうし、実際夢を与える場所であって、嘘が現実になる場所なのです。

 

ですが、人間いくら着飾ったって、名前を変えたって、その人はその人でしかありません。変えようのないことは、キャバクラ嬢にもあるのです。

 

接客業の中でも飲食店とは違う、別のスキルが求められるキャバクラにおいては、人と人との付き合いなんて…と思われるかもしれません。ですが、蓋を開ければキャバクラも人付き合いも違いは何もないのです。

 

いい子は絶対に可愛くなるもので、性格が歪んでいれば顔にも体型にも現れるものなんですよ。お客さん側はそれを分かって見抜いている場合が多いですけど、若い女の子はあんまりそれを理解していないので、それだけ心がけるとグッと売り上げが伸びると思います。

 

(整形って、可愛くなることじゃないと思うんですよ。外側の美ばかり追求していると、歳を取ったときものすごい後悔するんじゃないですかね。)

 

キャバクラ嬢はお客さんと、精神的なつながりを大切にしてる

 

結果キャバクラ嬢がお客さんに何を思っているかというと、何も思っていないです。

 

皆さんが考えるほど複雑なことも考えていませんし、色眼鏡でお客さんを見ることもありません。取引先に対してそんな感情を抱かないのと同じで、あくまでも仕事相手のお客さんでしかないのです。

 

その気持ちを言葉にするなら、無関心に近いでしょうね。

 

身体を求めてくる人が多い中で、精神的なつながりを持てればお客さんもキャバクラ嬢もウインウインの関係になることができます。そこを目指して多くのキャバ嬢がひしめき合い、相性の合う子を求めて今日もたくさんの人がお金を落としていくのです。

 

自分の気持ちは抑えて相手を優先すること、これができればいくらでもキャバクラ嬢は抱ける。でもそれができないから、お金で解決しようとする愚かな人間の多いこと…。

 

男とか女とか金とかセックスとか、そんなことばっかり考えてるうちは幸せにはなれないっすよ。