人生の曲がり角

沖縄移住から帰ってきて思う、沖縄のこと

こんばんは。

 

久しぶりに夜ブログを書くので、昼間よりもまったりモードです。

 

さて、沖縄から東京に戻ってきて早4ヶ月が経ちました。早いですねー、あっという間の4ヶ月でした。

 

東京で育って沖縄に1年半住んで、また東京に戻ると今までとは違う東京を見られる反面、沖縄に対して抱く感情も住む前と後では少し変わりました。

 

戻ってきて4ヶ月経ってもまだまだ沖縄のことを聞かれるので、移住を考えている方や現在沖縄に住んでいる方にもアドバイスになればと思います。

 

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東京から見た沖縄は「好きだけど嫌いな場所」

 

詳しいことはこちらの記事に書いてあるので、移住までの経緯を知りたい方は先にこちらを読むことをオススメします。

 

stella-lee.hatenablog.com

 

さて、東京に戻ってきて4ヶ月が経ちました。この4ヶ月で再婚したと思うと、結構なスピード婚だったんだなと思います。

 

話が逸れてしまいましたが、東京に戻ってきても「沖縄に住んでいた」と言えることはライターとしてもひとつの強みになりました。移住を検討している方から相談を受けることも多く、東京に戻ってきても尚、沖縄の話ばかりしている日もあります。

 

私は何の予備知識も準備すらもせず、知り合いもいない、仕事もない状態で15万円だけを握りしめて移住しました。ヤマトンチュというあまりいい意味じゃない言葉があることすらも知りませんでしたし、普天間が何市にあるのかすらも分かりませんでした。

 

どうにかこうにか家を貸してくれる大家さんに出会い、無事に開業届を提出、晴れて沖縄で家も仕事も手に入れることができたのです。

 

そうして1年半暮らした中で、最終的には東京に戻るという選択をしたわけですが、その中で見えた沖縄は「あまり住みやすい場所ではない」という答えでした。

 

移住を考えている人もそうでない人も、きっと沖縄は住みやすい場所だと聞いていると思います。温暖な気候で年間を通して暖かく、時間がゆったりと流れていて、のんびり暮らせる…。

 

実際の沖縄は、以下の通りでした。

 

  • 年間を通して平均気温は高いものの、海風の影響でダウンジャケットは必須、暖房も当たり前のように使用する
  • 主要道路が1本しかないため(沖縄本島のみ)車通勤の人(9割超え)は、渋滞の時間も含め出社時間の数時間前に家を出るのが当たり前
  • 平均月収が15〜18万円なのに対し、物価は東京よりも高い
  • 共働きは当たり前、掛け持ち、残業もザラ、仕事終わりに子どもを連れて深夜出掛けている家族をよく見かける
  • 真夏になると昼間に外へ出るのは危険なほど暑いため、夏場は子どもが夜遅くに出歩いていることが多い
  • 地元民の沖縄愛がものすごく強いため、移住者に排他的な人もたくさんいる
  • 沖縄ののんびりはイコールだらしないということでもあり、それは時間だけでなくお金にもいえる

 

以上が、沖縄から東京に戻ってきて見えた沖縄の姿でした。

 

なんだかマイナスのことばかりに見えますが、東南アジアに近い感覚なのではと思います。生き方や考え方は、日本人よりも台湾やフィリピンなどの東南アジア系の人たちに似ています。

 

最初の頃は東京のようにスパスパ物事が動かないことに対して、毎回毎回ブチギレていました。やる気のない店員に、某ファーストフード店すらサイズ違いのバンズでハンバーガーを出してくる始末。

 

ですが、それらの接客に文句を言う人はいません。郷に入れば郷に従えで、そうして沖縄という場所が作られてきたのです。

 

東京に戻ってきて、東京の人を半分沖縄に、沖縄の人を半分東京にしたら、ベストバランスなのでは?と思いました。

 

沖縄から東京に戻ってくると、東京の人がやたら生き急いでいるように見えたんですよね。3分後には同じ電車が来るのに、その3分のために他の人を突き飛ばしてまで駅構内を走る。その3分には人に怪我をさせるリスクを取るほどの価値があるのか、なんて考えてしまいました。

 

東京の人は無駄に生き急いでいるように見えるし、沖縄の人はのんびりじゃなくてだらしがないだけ。良いバランスの取り方は、県民都民を半分ずつ入れ替えること。

 

なんて実現不可能ですけど、東京と沖縄はそのくらい正反対の場所なんだなと感じました。

 

沖縄移住中に見えた東京は、「やっぱりずっと好きな場所」

 

沖縄に移住してから、沖縄が嫌で東京に帰りたいと思うことはありませんでした。祖母の介護でしょっちゅう東京に帰っていましたが、東京にいるときも沖縄に帰りたいと思うことはありませんでした。

 

要は、沖縄にも東京にも興味がないわけです。

 

stella-lee.hatenablog.com

 

沖縄に馴染もうという努力もしませんでしたし、かといって東京にいても東京に馴染むこともありませんでした。その小さな違和感が1年半の間に積もり積もって、最終的に沖縄は私のいる場所ではないと判断したのです。

 

唯一、26年間生きてきて私がここだと思えたのは、新宿の歌舞伎町と横浜の福富町だけ。沖縄本島沖縄市コザは雰囲気が似ているけど、中身のドロドロ具合は東京には勝てませんでした。

 

最終的に東京に戻ろうと思ったのは、歌舞伎町よりも福富町よりも私を満たしてくれる場所が思い付かなかったから。ただそれだけです。

 

東京はきっとずっと好きな場所で、いつになってもふと行きたくなる場所なんだと思います。東京が好きで帰ってきたというより、旅の途中に安心して休める場所です。

 

仕事の面でも、物価的にも、交通の便も、やっぱり東京の方が便利です。それは間違いありませんし、お金が欲しいのに沖縄へ行く人はいないと思います。

 

でも人を精神的に満たしてくれるものは、沖縄に比べて東京はずっと少ないです。それでも私が東京に帰ってきたのは、沖縄に骨を埋めるほど沖縄という場所を愛せなかったから。

 

沖縄に移住して改めて「沖縄は好きだけど、沖縄の人は嫌い」の意味が分かった

 

沖縄の人は、外寄りの意見の人と内寄りの意見の人に分かれています。排他的な人がいる一方で、沖縄から出て暮らした経験のある人は移住民に対してとても寛容です。

 

ですが、それでもだらしがないことには変わらない。

 

それをどこまで目を瞑れるか、同じようにだらしなくなることもひとつの正解でしょうし、馴染むことも慣れることもないけど、自分のスタイルを貫くという選択肢もあります。

 

沖縄という場所はとても好きです。海はきれいだし、どこを見ても癒されるし、食べ物も美味しくて温かい人もたくさんいる。

 

でも、沖縄の人は嫌いです。

 

仕事が趣味で生き甲斐のようになっている私にとっては、プライベートはとにかく仕事だけはスパスパと話が進まないのが苦痛でした。保留、検討、挙げ句の果てに言った日に連絡もしてこない。それでもヘラヘラ笑って許してもらおうとするその神経が、理解できず受け入れられませんでした。

 

仕事がしたいなら、お金が欲しいなら、稼ぎたいなら、沖縄に行くべきではないです。物質的な幸福とはかけ離れた世界だから、本物のノドマワーカーにはオススメできる場所ではあります。

 

必要最低限のお金を稼いで、あとは笑って過ごすだけ。ほんとにそんな暮らしをする場所だからこそ、仕事が好きでフリーランスになった人にとっては苦痛を伴うことの方が多いかもしれません。

 

東京に戻ってきて4ヶ月、沖縄にはもう戻らない

 

いつも通り祖母の介護で東京に戻ってきたら、あっという間に亡くなってしまったので、沖縄から東京に戻ってきても何をしようか全く考えていませんでした。

 

毎年目標を決めて達成してきたのに、今年は初めてなんの目標もなく過ごしました。

 

東京に戻ってきてからもダラダラと過ごしてしまったわけですが、時々「沖縄に戻るつもりはないの?」と聞かれます。

 

また沖縄に戻ることは、ないです。

 

どこの街で暮らしても1度離れたら2度と戻らないのが、マイルールです。遊びに行くことはあっても、その街で暮らすことはありません。

 

次がどこかもまだ決めてないけど、次に行かなくてはいけないのです。その街のことを知れたら、その経験だけを持って次の場所で好き勝手する。その繰り返しでいつか、ほんとに気にいる場所を見つけたいだけです。

 

沖縄に移住するのはいいと思いますし、逆に沖縄移住から地元へ帰るのもその人の自由だと思います。「移住者はすぐ帰るからな…。」とボヤいていた沖縄の人もいましたが、帰るも永住するも良い悪いではなく、その選択は自由でいいのではないでしょうか。

 

私には合わなかっただけで、他の人にはぴったりハマる可能性もあります。感じ方は人それぞれですが、もしも私の友人が行こうとしてたら今日話した現実だけは先に教えておきたいなと思うくらいです。

 

どこの人も同じ、沖縄の人だけが特別温かいわけじゃない

 

陽気で明るくて、フレンドリーでみんな友達、温かくて優しい人たち…。

 

そんな人は沖縄じゃなくても、どこにでもいます。

 

他の地域から来た人間に排他的で、受け入れようとせず移住者を見下している…。

 

そんな人は沖縄じゃなくても、どこの田舎にもいます。

 

沖縄移住に関する記事を読んでいると、だいたい「沖縄移住は最高!」か「沖縄移住は実際あんまり…」のどちらかに偏っています。

 

きれいな自然が望みなら沖縄以外にもたくさんあるし、温かい人に囲まれたいならまずは自分が温かい人間になるのが先です。精神的に満たされたいと思うなら場所は関係ないし、沖縄でお金を稼ぐことはほぼ不可能と思った方がいい。

 

それでも沖縄にこだわるのは、きっとその人にしか分からない感覚ですよね。

 

私も言葉にできない思いで沖縄へ行って、東京に戻ってくるとその思いを言葉にすることができました。

 

行きたかったから行って、住みたかったから住んだだけ。

 

たまたまそれが沖縄で、私の中の欲が満たされたからもう帰らないだけ。

 

うじうじ移住を悩んでいる人がいるなら、今すぐ行くべきです。自分の目で見て感じて、そうして沖縄という場所を知らない限り、一生沖縄県民になる日は来ないでしょうね。